「プーチン氏はナポレオンやヒトラーのようなミス」 米元高官

戦略家として著名なマクマスター元米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は2月28日、ロシアのウクライナ侵攻に関して

「ロシア軍にウクライナを従属させるだけの力はない。プーチン露大統領は戦略的な判断を誤った。(ロシア帝国やソ連の侵攻に失敗した)
ナポレオンやヒトラーのように、地図だけ見て(作戦を考え)、実際の縮尺を考慮しないミスを犯したのかもしれない」と指摘した。
その上で「ロシア軍の中でも(市街戦に適した)近接戦闘の部隊は3割程度だ。都市制圧には大量の歩兵が必要なのにロシアは
(東部や南部など)五つの戦線に軍を分散させており、間違いを犯している」と分析した。

 また、ロシアが2014年にウクライナ南部クリミア半島を一方的に編入した後、ウクライナが軍士官養成や国防産業活性化に力を入れてきたと指摘。
「プーチン氏は戦車やロケット発射装置の数などハードウエアだけで判断し、ウクライナ軍には有効な抵抗はできないと想定したに違いないが、
戦意の高いウクライナ国民と戦う羽目になっている」との見方を示した。

https://mainichi.jp/articles/20220301/k00/00m/030/070000c.amp