豚熱で制限の中国からソーセージなど395kg輸入か 3人逮捕 大阪
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013506711000.html
ブタの伝染病のASF、アフリカ豚熱が発生しているなどとして中国から豚肉などの輸入が制限されているにもかかわらず、
豚肉のソーセージなど390キロ余りを輸入したとして、大阪の貿易会社の代表取締役ら3人が逮捕されました。
調べに対し3人はいずれも容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、大阪 東大阪市にある食品などを輸入する「鴻池国際貿易」の代表取締役で中国籍の肖剛容疑者(36)ら男女3人です。
警察によりますと、3人は去年5月から6月にかけて、
アフリカ豚熱が発生しているなどとして中国から豚肉などの輸入が制限されているにもかかわらず、
6回にわたって豚肉のソーセージなど合わせておよそ395キロを輸入したとして、
家畜伝染病予防法違反の疑いが持たれています。
ソーセージなどは3人の関係先を宛先とした国際郵便で関西空港などに持ち込まれましたが、
動物検疫所の職員が発見して警察に相談したということで、
警察は去年11月に会社を捜索するなどして捜査を進めていました。
農林水産省によりますと、アフリカ豚熱は有効なワクチンがなく、
ブタが感染すると致死率が極めて高いため、日本国内に入り込むと畜産業が大きな打撃を受けるとして、
おととし7月から肉製品の違法な持ち込みに対する罰金を大幅に引き上げるなど対策を強化しています。
警察の調べに対し3人はいずれも容疑を否認し、
このうち肖容疑者は「中国から鶏肉や豚肉のソーセージを輸入したりしていません」などと供述しているということです。