秋篠宮家の長男・悠仁さまについて、このたび発覚した佳作作文・文章パクリ騒動。

こちらでは先月22日、「海外の大手メディアがその件に触れる気配がないのは、ひょっとしたら朝日新聞・英字版がズバリ鋭い記事を放っていたからか」と書いてみた。

しかし、もうちょっと待てばよかった。

その翌日、複数のイギリスの大手メディアが、驚くほど厳しいタイトルで悠仁さまの騒動について報じていたことがわかった。

イギリスの4つの有名サイトが、足並みをそろえたかのように日本時間の先月23日、悠仁さまの文章盗用疑惑について報じた。

その多くが2月17日付の朝日新聞・英字版の記事、『Prince Hisahito accused of plagiarism in praised essay(受賞作文の盗作疑惑で悠仁さま非難を浴びる)』に基づいて書かれたものだが、まずは、イギリスの英高級紙『テレグラフ』の電子版から。

目を引いたのはそのタイトルの厳しさだ。

『Japan’s 15-year-old prince to keep literary award despite plagiarism row』は、日本語にすると『盗作だと騒がれるも賞を返さない15歳の日本のプリンス』あたりだろうか。

Closer examination(綿密な調査)が行われた結果、盗用を疑うべき箇所が判明したというが、主催者(北九州市文学館)は地元メディアの取材に、「悠仁さまに授けた賞を剥奪することは検討していない」と返答している。

「コピペは困りますよ」と指摘し、「あの賞を返してください」と皇族を相手に言える人などいるわけがない。

悠仁さまが自ら「僕には賞をいただく資格がありません。お返しします」と言うことが期待されているが、そのように導く親や側近もいないのだろう。

続いては、世界の王室から話題を集めて紹介するイギリスのウェブサイト『ロイヤル・セントラル』。

こちらは主に朝日新聞・英字版の記事を引用しているようだ。

悠仁さまは、通っているお茶の水女子大附属中学校を通じて、福岡県北九州市の作文コンクール「第12回子どもノンフィクション文学賞」に参加した。

皇族の伝統的な教育とは一線を画し、今後は東京の名門進学校である筑波大附属高等学校に通う予定で、将来は初めて学習院高等科に通わない天皇が誕生するかもしれない。

さらには、イギリスの上流階級の多くの人々から支持されている雑誌『タトラー』の記事も手厳しい。

悠仁さまは作文コンクールで準優勝したものの、どうにも厄介な展開になっている。

ところが宮内庁との関係を配慮してか、この問題はなぜか日本の主要メディアでは取り上げられていない。
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将来は天皇の座に就くであろう特殊な立場にあるにもかかわらず、悠仁さまは皇族にゆかりのある学習院には進まない。

それは、可能な限りごく普通の子供として育ててあげたいという理由からだ。

最後は、この件を「なんとも恥かしい話だ」と捉えている『THE TIMES』の記事だ。

悠仁さまは皇位継承順位の第2位。

そのような立場でありながら、国民から後ろ指をさされるような事態に陥ってしまったことは、普通ならあり得ない恥ずかしい、バツの悪い状況だ。

「盗用の疑惑がある」というより、「盗用があった」として書き進めているイギリスのメディアたち。

王室にトラブルが起きた際も常に受け止め方はシビアで、問題をストレートに伝え、批判するべき部分は厳しく批判している。

それだけに悠仁さまの件も、「疑惑」などという言葉を添える必要はないと判断したように思われhttps://etcetera-japan.com/?p=70486