元ロシア連邦副首相にして政治家で国営宇宙企業ロスコスモスのドミトリー・ロゴージン長官が、ロシアの宇宙産業に制裁が及ぶことを危惧して、国際宇宙ステーションISSでの米露協力関係が壊れることを示唆。
この戦争を機にISSをアメリカに落っことすというような、脅迫めいたツイートを連投しました。

「あなたたちが散らかしたISSの軌道に漂う宇宙ゴミを回避しているのは、ロシアによるプログレス補給船のエンジンだ。
もし、あなたたちがわれわれとの協力関係を止めれば、軌道から外れて制御不能に陥りアメリカ領土に落下するISSを誰が救うのか…」

そのツイートに返信したのがイーロン・マスク。彼はただSpaceXのロゴをドバーンを貼り付けただけ。でも、それは「私がいる」を意味するものでしょう。
彼の自信の裏付けは、ISSに合体しているSpaceXのドラゴン・カプセル。
このカプセルのブースターを使えば、ロシアのエンジンに頼らずともISSを制御でき、墜落させずに済むよ、という目論見でしょうね。
このアイデアには、NASA SPACEFLIGHT.COMの編集者ピート・ハーディング氏も賛同、イメージ図を作っています。
https://www.gizmodo.jp/2022/03/elon-musk-prevents-iss-crash.html