もともと歌手を目指していたという篠原は「明菜さんのことが大好きで、小学校の時から憧れで、絶対に中森明菜さんと同じステージに立ちたいなというのが一番の夢だった」と回顧。
オーディションでも中森のデビュー曲「スローモーション」を歌唱したというが、
「(サビまで歌えず)すごく悔しかった。何ならサビから歌ってやれば良かった。サビがいいじゃないですか。
あそこ歌わせてくれないでカーン!ってなったので、チッ!って思って。格好良く白いドレス着て帰りました」と苦笑いを浮かべた。

 そんな中森と、中森が主演したフジテレビ“月9”ドラマ「素顔のままで」(1992)で共演。
「すごい興奮した」と当時を回顧。その後、篠原が歌番組の司会をしていた時に再会できたといい、「『私、ファンなんです』って言ったら、『知ってるわ、あの時のドラマ一緒にやったの覚えてるわ』って…。
全然名前もない役だったのに覚えてくださってて。それを機に、明菜さんのほうから『連絡先交換しよう』って言ってくださって。電話番号を教えてくださった」と明かした。

 それでも、あまりにファンすぎて、篠原からは連絡ができなかったといい「私は(連絡)できなかった。ファクスでメッセージを送ってくださったり、留守番電話に入ってたりして、それでも全然返せなくて。
緊張しちゃって…。だいぶ経ってからお手紙もいただきましたね。あれからも10年くらい経ってから」。

 その後も連絡ができないまま、時がすぎ、「明菜さんのファンクラブのイベントに行ったんですよ、5年前ぐらいでしたかね」と篠原。
「前から3列目ぐらいの席でずっと見てたんですけど、最初から最後まで、明菜さんが出てきた瞬間からずっと泣いちゃって。涙を流しながら曲を聞いて」と苦笑。
それでも、楽屋へのあいさつは「行けなかったですね、申し訳なくて…」とした。
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