3月3日は「耳の日」 耳掃除には気を付けて 東京消防庁呼び掛け
2022/3/3 16:09

3月3日の「耳の日」にあたり、東京消防庁は耳掃除中の事故の実態をまとめた。それによると、同庁管内では平成29年から令和3年までの5年間で、250人が耳掃除中の事故によって救急搬送されていたという。搬送者のうち0〜4歳までが86人と突出。「子供の耳掃除をする場合は、急に動かないように声をかけておくようにしてほしい」などと注意を呼び掛けている。

東京消防庁によると、耳掃除中の搬送は、29年が61人▽30年は52人▽元年が56人▽2年が49人▽3年が32人−となっている。年齢層別には0〜4歳に次いで多かったのが、5〜9歳の33人。35〜39歳の17人、20〜24歳の15人、10〜14歳の14人−の順だった。

搬送者の96・4%に当たる241人が軽傷で、残る9人(3・6%)は命に別条はないが、入院したケースだったという。けがをした要因などについては、耳かきの棒などを「自分で奥に入れすぎた」が67人(26・8%)と最多で、耳掃除中に「人やモノに接触した・接触された」が62人(24・8%)と続いた。

耳掃除を「誰かにしてもらったが、奥に押し込まれた」も37人(14・8%)いたといい、耳掃除中に「転倒した・寝ころんだ」とするものも12人(4・8%)確認されたという。

※略※
https://www.sankei.com/article/20220303-OS2RYO6H5VOYRAUCY7EIQB3EUY/