いまから22年前の2000年(平成12年)3月4日は、プレイステーション2が発売された日。
平成12年3月4日で“1234”という、数字の並びが非常にいい日を狙って発売されたことも有名な話だ。
プレイステーション2は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売された据え置き型ゲーム機。
長いゲーム史上でもっとも売れた据え置き型ゲーム機として知られており、全世界での販売台数は1億5500万台以上を誇る。
PS2最後のソフトである『ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境』(2013年3月27日発売)が発売されるまで約13年にわたって活躍した。
チャコールブラックで長方形の本体は、横置きに加えて縦置きも可能になって収納時の利便性がアップ。
この際、ディスクトレイに付いているPSマーク(プレイステーションファミリーマーク)を任意に回転させることで、縦置きにしてもマークが横向きにならないようにできる。
SNSなどでたびたび話題になるので、それを見て知ったという人も多いんじゃないかな。
それ以上の意味はとくにないのだが、洒落た小技として発売当時も話題になったと筆者は記憶している。
ちなみに、PS3も初期型はマークが回転式になっている。
本体性能はもちろん当時の最先端。
前世代に当たる初代プレイステーションを遥かに凌駕するスペックで、ゲームファン的視点ではとくにグラフィック面での進化が顕著だった。
初代PSに続いてPS2でも『リッジレーサー』シリーズがローンチタイトルとして登場したが、筆者などはその進化に感動。以降も『鬼武者』や『ICO』、『グランツーリスモ4』、『ファイナルファンタジー』シリーズなど、年代が進むに連れてグラフィックも洗練され、より美しくなっていった。
後方互換性があってプレイステーション用ソフトを起動できた点もうれしいポイントだった。
PS2が世界的に売れたのは、“DVD再生機能”が付いていたことも理由のひとつ。
若い世代には信じられないかもしれないが、当時はDVDプレーヤーがかなり高価なマシンだった。
PS2は39800円と決して安くはなかったのだが、それでもDVDプレーヤーとして見るとけっこう破格。
それゆえに、PS2は“ゲームも遊べる安価なDVDプレーヤー”として一般層にもヒットしたというわけだ。
しかも、DVD自体の普及も一気に進んだのだから凄まじい。筆者もPS2を買ってから、映像ソフトをレーザーディスクからDVDに切り替えていった覚えがある。
実家に眠る大量のレーザーディスクを有償でいいから、DVDかBlu-rayに交換してほしいところだ……。
https://s.famitsu.com/news/202203/04253149.html
https://i.imgur.com/ndrDT6b.jpg