そのため、欧米諸国では、肉を食さない食の摂取スタイルの採用が叫ばれ、月曜日だけ肉を食さない「ミートレス・マンデー」から植物性の食生活「プラント・ベースト」ダイエット、動物性の食品を口にしないヴィーガニズムまで、肉の消費を減らすライフスタイルのバリエーションが増えている。それでも新興市場では、金銭的に豊かになればなるほど肉の消費量は上がる傾向があるため、欧米で肉の消費量が減ったところで焼け石に水である。

畜産動物の餌を、メタンガスの排出量を少なくするためにとうもろこしに変換するなどの方策も徐々に取られてはいるが、とうもろこしの生産量を上げるためには大量の水が必要になるため一筋縄ではいかない。