―上坂さんはプーチンをどのようにご覧になっていますか?

上坂 いろいろなプーチン論があるので、どのプーチン論を採用すべきかは難しいところですね。
ただ、私の実感としては、叩き上げかつエリートで、しかも民衆へのプロパガンダも上手だという点は指導者としてすごいなと思います。
だって、カレンダー出してるんですよ。本人が出してるのか知らないですけど(笑)。

――虎と一緒のカレンダーですね。

上坂 虎絞めたり、裸で川渡ったり。私は強い指導者ですということを、たとえ字が読めない国民にもイメージで鮮烈に伝えている。
対外的には21世紀的な強めの外交もなさっている。
あまりプーチン万歳をするわけにもいかないですけれども、
これだけ長くロシアを治めているということは、民がこういう指導者を求め続けているということに他ならないんでしょうね。
やはりロシアはツァーリ(皇帝)と民衆の国です。


ロシア革命100年 声優・上坂すみれ「ソ連大好き」インタビュー#3 私のフルシチョフ
https://bunshun.jp/articles/-/4791