大阪市 未公表クラスター135件 保健所の調査追いつかず

新型コロナの感染拡大で保健所のひっ迫で調査が追いつかず第6波に入ってから公表されていなかった大阪市の施設や医療機関のクラスターが135件に上っていたことがわかりました。

大阪市では、第6波の感染者の急増で保健所がひっ迫し、高齢者施設などで起きた感染についての疫学調査が追いつかずクラスターの実態を府に報告できていませんでした。
4日の大阪府の公表によりますと大阪市内で、ことし1月20日から先月17日までに高齢者施設や医療機関、それに福祉施設などで発生し市が把握したクラスターは135件に上っていました。
このうち、感染者が最も多かったのは先月13日に市が把握した高齢者施設のクラスターで、84人が感染していたということです。
大阪市保健所は「高齢者施設などの感染状況は把握していたが、業務がひっ迫し、府に詳細な報告ができていなかった。先月18日以降の分の公表は府と調整していきたい」と話しています。
大阪市をめぐっては感染者の集計でも保健所での入力作業が追いつかず新規感染者数の発表に反映できない事態が問題となっていました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220304/2000058537.html