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30代以下の新型コロナ感染による累計死亡者78人...一方でワクチン接種による死亡は106人に=韓国

新型コロナウイルスのパンデミック以降、小児・青少年など30代以下の若年層で感染による死亡者数よりワクチン接種後の異常反応の疑い事例で死亡したケースが約36%も多かったことが分かった。
また、30代以下の死亡の割合も感染したケースは0.9%に過ぎなかったが、ワクチン異常反応は7.4%に達した。
異常反応の申告率は全年齢層で30代が、3次接種は19歳以下が最も多かった。

疾病管理庁によると3日、この日午前0時基準における新型コロナウイルス累計死亡者数は8,394人、ワクチン異常反応の疑い事例申告による死亡者数は1,470人と集計された。
死亡者数全体の規模は、感染によるケースがワクチン異常反応の疑い事例より6倍近く多かったが、死亡者数を年齢別にみると、30代以下と40代以上で差が出た。

新型コロナウイルスによる死亡者数は、△19歳以下6人△20代19人△30代53人△40代116人△50代385人△60代1,219人△70代2,206人△80代以上は4,390人などとなった。
一方でワクチン異常反応の疑い事例による死亡者数(年齢別統計がある1,429人基準)は、△19歳以下7人△20代31人△30代68人△40代102人△50代208人△60代325人△70代299人△80代389人などと集計された。

両方とも年齢が高くなるほど死亡者数とその割合が増えるのは同じだが、30代以下では感染による死亡者数は78人だったが、ワクチン接種による疑い事例は106人となり、35.9%も多かった。
全死亡者数のうち、30代以下の割合も感染のケースは0.9%にとどまったが、ワクチン異常反応の疑い事例は7.4%に達した。

ワクチン異常反応の申告率も30代が接種10万件当たり501.1件で最も多く、次に20代の476.9件が後に続いた。
特に、3次接種では、19歳以下(248.6件)、20代(199.1件)、30代(190.5件)の順で30代以下の異常反応申告が多かった。

しかし、死亡の因果性が認められた事例は、わずか2件にとどまった。

韓国の予防接種被害調査班は、現在までに計51回の会議を開いて新型コロナウイルスの予防接種後に発生した重症異常反応などの申告事例に対する因果性を検討した。
死亡は1,470件のうち2件だけが因果性が認められ、根拠不十分事例に分類された死亡は15件となった。
根拠不十分事例は3,000万ウォン(約290万円)以内の医療費などを支援しており、根拠が確保されると、再検討する予定であるという説明をしている。