姿を見せなくなった猫が、大けがを負って戻ってきた! 瀕死から奇跡の回復、今では施設の「守り猫」に
https://maidonanews.jp/article/14563506

ミーちゃんがこの施設に現れるようになったのは、2016年夏ころでした。
女性用更衣室横に中庭があるのですが、そこに「茶白のかわいい子猫がきている」とお客さんの間で話題になったのが最初です。
いつしか猫好きのお客さんから『ミーちゃん』と名付けられ、なでなでしたりおやつをあげたりして可愛いがられていたんです。
当時は生後2、3か月くらい。野良で、まだ通い猫でした。

その1年半後の9月、ミーちゃんのお腹が大きくなっていて、妊娠していることに気づきました。
それからしばらくの間、姿をみせなくなったので、「ミーちゃん、無事に子どもを産んだとやろか」とみんなで気を揉んでいたんです。

そんななか、ある朝、私が出勤してきたら、ミーちゃんが中庭に倒れているではないですか。
どうしたとやろかと、慌てて近づいてみると、下半身は血だらけ、体は冷たくなっていて、ピクリとも動かないんです。
びっくりして会社に連絡し、動物病院へ連れていってもらうと、
獣医師さんいわく「お尻から後脚にかけて大けがを負っており、お腹には赤ちゃんがいたが、すでに死んでいた」とのことだったそうです。