マニュアル製作専門会社のグレイステクノロジー株式会社が、繰り返された粉飾決算のために2月28日で上場廃止となった。それに先だって公表されていた特別調査委員会の調査報告書により、過大な設定予算を達成させるためのパワハラが横行していたことが明るみに出た。これらの問題は2021年に急逝した創業者である元会長が主導していたことも報告書で認定されていた。同社のように、創業社長や会長によってパワハラが常態化する職場は規模の大小を問わず少なくない。俳人で著作家の日野百草氏が、いまだに幅をきかせている経営者、幹部の社員に対するパワハラ、私物化と侮辱についてレポートする。
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