https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220306/k10013517431000.html

韓国大統領選 最後の日曜日 2候補が激しい争い 有権者高い関心

3月9日投票の韓国大統領選挙は選挙戦最後の日曜日を迎え、激しく競り合っている与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補と最大野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)候補は、有権者の多い首都ソウルなどで支持を訴えました。

韓国では3日後の3月9日に大統領選挙の投票が行われ、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン候補と最大野党「国民の力」のユン・ソギョル候補が激しく競り合っています。

選挙戦最後の日曜日となった6日、イ候補は、首都ソウルで集中的に遊説を行い「危機に迅速に対処し、経済を活性化して、平和な朝鮮半島をつくるには大統領に行政経験や判断能力がなければならない」と述べ、政治経験のないユン候補に対し、市長や知事を務めたみずからの手腕をアピールしました。

一方のユン候補は、ソウルや隣接するキョンギ(京畿)道を回って、有権者の関心が高い不動産価格の高騰に言及し、歯止めをかけられないムン・ジェイン(文在寅)政権の対応は失策だと強く批判したうえで「ユン政権は国民の利益を第一に考える」と強調し、政権交代の実現を訴えました。

中央選挙管理委員会によりますと、5日までの2日間行われた期日前投票の投票率は36.93%と、2014年に導入以降全国規模で行われた選挙の中で最も高くなり、激しい争いを反映して有権者の関心の高さをうかがわせています。