まもなく東日本大震災から11年です。その教訓が今年、遠い南の島トンガの大災害で生かされました。「1本の道」が多くの人の命を救いました。

海底ケーブルが復旧し、当時は分からなかった被害の映像が入ってきました。かつて、ここには家が並んでいましたが跡形もありません。

1月、海底火山の噴火によって世界各地で津波が起きました。その中心、トンガは最大15メートルの津波に襲われ、死者は3人でした。

島の高台にある避難者のテントから1本の道が続いています。東日本大震災の教訓で作られた「津波ドリル」という避難訓練でできた道です。

島民は、津波が襲った日、この道を逃げました。



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