https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220305/k10013515291000.html
パキスタンで爆発 少なくとも56人死亡 過激派組織IS関与の報道
パキスタン北西部のイスラム教シーア派のモスクで、金曜日の礼拝のさなかに爆発が起きて少なくとも56人が死亡、200人近くがけがをし、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりがあるメディアはISの犯行と伝えました。
パキスタン北西部のペシャワルの中心部にあるイスラム教シーア派のモスクで4日午後1時すぎ、大きな爆発がありました。
地元の病院はNHKの取材に対し、この爆発で少なくとも56人が死亡し、200人近くがけがをして手当てを受けていることを明らかにしました。
モスクには金曜日の礼拝に多くの人が訪れ、複数のメディアが地元警察の話として伝えたところによりますと、2人の男が入り口で警察と交戦し、このうち1人が建物の中に入って自爆したということです。
この爆発について、過激派組織ISとつながりがあるアマーク通信は「IS戦闘員1人がモスク内で自爆ベストを爆発させた」と伝えました。
パキスタンでは少数派のイスラム教シーア派の宗教施設をねらったテロが繰り返し起きていて、隣国アフガニスタンの政情が不安定になるにしたがって治安の悪化も懸念されています。