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富士山噴火、台風…江戸時代に起きた「天下大変」 2度のペリー来航に重なった巨大地震とは〈dot.〉
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cc4b68e6360fc38e6f7e505e41dbeca1d2ef068
 最も有名な自然災害と思われるのが、宝永四年(1707)に起きた富士山の噴火であろう。日本一高い山から吐き出された火山灰は偏西風に乗って山の西側、遠く江戸まで運ばれて、これを吸い込んだ人が風邪のような症状を訴えた。

 この噴火に先立つこと49日、宝永四年十月四日、関東から九州にかけてという広域で地震があった。マグニチュード8・6、津波もあり、2万人以上の死者が出たという。さらにさかのぼること4年、元禄十六年(1703)十一月二十三日に相模湾沖を震源とする元禄大地震が発生、1万人以上の人が亡くなったか行方不明になった。

 小田原藩はこれら二つの地震によって被災したところに噴火による火山灰で領地が埋まり、それを除去するだけの体力は残っていなかった。同藩は江戸時代を通して十万石前後で、その半分に近い六万石あまりを幕府が公収し、代わりに五・六万石の土地を美濃や播磨で与えた。江戸時代の藩は、現在の県に比べて強い自治権を有しており、よほどのことがないかぎり、幕府は藩内のことには口を出さないので、相当ひどかったといえる。