行政も登山禁止できず“苦肉のルール”
登山ガイドも冬の富士山の危険性を指摘
夏の登山シーズンにガイドを務める福田正浩さんも、冬の富士山の危険性を指摘する。
登山ガイド・福田正浩さん:
冬はやはり春から秋の状況とは大きく違い気温も低くなりますし、風も強くなる、そして雪も降って積もっている。山の斜面を登るとなると、
道具もそれなりにカスタマイズ、状況に合ったものが必要になってくるので、非常に慎重にならざるを得ない山だと思っています
行政や警察も夏のシーズン以外の登山を控えるよう呼びかけている。ただ登山はあくまでも自己責任において行われるもので、閉山中の登山を法的に禁止することはできない。
協議会によると、2019年の富士山での遭難者数は67人で、このうち閉山中は11人と16%だ。遭難者のうちの死亡者にかぎると、年間8人のうち閉山中が4人で50%を占める。閉山中の遭難は死につながりやすいことがわかる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9652f6463429916f217d733b676031dffc90fc?page=2