ハリウッドではタレントエージェンシーの幹部やエージェントの半数以上が“白人男性”であることや、
アカデミー賞などの映画賞では女性が主役の作品や女性監督がノミネートされる機会が少ないことも問題視されており、課題が山積みとなっている。

性別による賃金格差も深刻で、映画『ゲティ家の身代金』の撮り直しが行われた際、
10日間の撮影で主演のミシェル・ウィリアムズのギャラが10万円弱だったのに対し、
助演のマーク・ウォールバーグには約1億6,500万円がのギャラが支払われていたことが明らかになり大問題となった。

その後、イコール・ペイ・デイのイベントに出席し、スピーチを披露したミシェルは、「虚しさから頭がおかしくなりそうでした」と当時の心境を振り返ると、
続けて「これが普段から私が耐えている現実です。そしてなにが起こったと思いますか?それを誰も気にしていないんです。
この件から、女性の平等の権利は奪えるものだと学びました。
女性は、少ない賃金で男性と同じぐらい一生懸命働き、家庭ではさらなる責任を背負っているのです」と、
世の多くの女性が直面する社会の現状を訴えた。

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