プーチン大統領 “ウクライナが避難を妨害 停戦実現できず”

ロシアのプーチン大統領は7日、EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領やインドのモディ首相と電話で会談しました。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領はこのうちEUのミシェル大統領との電話会談の中で「ロシア軍は市民を避難させるため何度も停戦を宣言した。しかし、ウクライナ側が住民に対する暴力や挑発行為で阻止した」と主張し、ウクライナ側が市民の避難を妨害し、停戦が実現できないと非難しました。


ウクライナ4都市からの避難は実現せず

ロシア国防省は7日、首都キエフやハリコフ、東部の要衝マリウポリ、それに北東部のスムイで市民のための避難ルートを設置し、これらの地域で一時的に停戦すると発表しました。

しかし、その後、ロシア側とウクライナ側はそれぞれ相手が攻撃を行ったと批判し、市民を避難させることができませんでした。

市民を避難させる試みは、これで3日連続で暗礁に乗り上げています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220308/amp/k10013519121000.html