天龍源一郎が語る“怖い人・苦手な人”

怖かった人で真っ先に思い浮かぶのは、相撲部屋に入ったときの親方、佐賀ノ花さんだね。
相撲部屋に入ったばかりの頃は、親方のことを「いつも火鉢の前に座っているかったるいオヤジ」
なんて思っていたけど(苦笑)、俺自身の番付や位が上がるにつれて、親方が自分をクビにしたり、
相撲を辞めさせる権利を持つ人だと分かるようになると、親方=怖い人という意識が出てきた。

この頃になると、その親方が言っていた「偉い人の怖さは、自分が偉くなってから分かる」
という意味がよく分かるようになったよ。生殺与奪(せいさつよだつ)の権利を持っている人は怖いんだなって。
https://dot.asahi.com/dot/2021060900005.html?page=1
2以降につづく