香港では、新型コロナウイルスによる死亡率が世界最悪となった。ワクチン接種が完了していない高齢者を中心に死亡者が増加し、介護施設などでの感染拡大によってさらに死亡者が増えるとの懸念が強まっている。
ジョンズ・ホプキンズ大学のデータを基にブルームバーグが算出したところによれば、6日時点で香港の7日間平均の死亡者数は100万人当たり27人。
これは死亡率で2位のラトビアの2倍に相当し、米国でオミクロン変異株が猛威を振るったピーク時の死亡率をはるかに上回っている。
香港は7日の新規感染者数を2万5150人、入院中の重症患者は75人と発表した。死亡者数は161人。高齢者、ワクチン未接種者がほとんどだという。
新型コロナの死亡者は世界で600万人を超えた。死亡者が100万人増加するのに要した日数では500万人から600万人が約125日と、
400万人から500万人での117日間や300万人や400万人に達した際の90日未満と比べ、死亡者数の増加ペースは減速している。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-07/R8DEORT1UM1I01