3/10(木) 9:15
スポーツ報知

橋下徹氏、榊英雄監督の「性的強要報道」で「合意があっても監督と女優の関係では、ダメだって浸透していただきたい」
橋下徹氏
 元大阪府知事の橋下徹氏が10日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月〜金曜・午前8時)に生出演した。

 番組では、映画監督で俳優の榊英雄氏が監督を務めた映画「蜜月」の公開が中止になったと9日、映画の公式ホームページで発表されたことを報じた。文春オンラインが9日、榊監督の作品やワークショップに参加した複数の女性が榊氏から性行為を強要されたと主張していると報道していた。映画は今月25日に公開する予定だった。

 今回の問題にMCで俳優の谷原章介は「榊さん、僕、知人でもありますし、共演もしたことあります」と明かした上で「こういった事態が発覚したことは本当に残念でなりません」とコメントした。

 この問題に橋下氏は「暴行、脅迫がなければ法的な問題になりにくいと思います」と明かした上で「谷原さんは、まさに役者さんとしてエンタメ業界の中にいらっしゃる方なので、こういうことは絶対あっちゃいけないって本当にその通りだし、僕もそう思いますが」とコメントした。

 続けて「ただ、どうなんですか?お互い合意でやっているっていうような、そういう一部そういう風潮というかそういうところもあるのかどうなのか。合意であろうが何であろうが、そういうところは一切、ダメなんだというエンタメ業界が強い意志を持っているのか。そういうところがちょっと気になるんですが」と指摘した。

 これに谷原は「お互い合意である場合に関しては、僕はいいと思うんですが、片方がノーという声をあげるってことは完全な合意ではなかったと思うんです」と明かした。この発言に橋下氏は「でも、監督という立場であれば合意があったとしても僕は、それは地位の利用ということで絶対これは合意があっても、監督と女優さんという関係では、ダメだよっていうことをパワハラ、セクハラの観念をエンタメ業界の方で浸透していただきたいなと思うんです。ちょっと理想論かもしれません」と指摘した。

 続けて谷原は「と同時に昔から監督と主演女優の恋もあったりもしますので…それは、お互いの立場の違い、もちろん結婚している、してないであったり、年齢的なものとか、いろいろあると思います。法的な拘束とかも」とした上で「僕自身思うのは、榊英雄さんが僕の知人でもありますけど、女優さん、女性の尊厳を傷つけた。彼自身の作品、自分が今まで役者として演技に向かいあってきた演技の気持ちを自分で汚してしまった。それが本当に残念でなりません」と憤った。

。 さらに「こういった声があげられる環境というのはいいと思いますし、仕事と性的なことが一緒くたになっているこの環境は橋下さんがおっしゃるようにきちんとクリーンに分けて欲しいなと本当に思います」と訴えていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f534e32112e102805354fceb3971d19483a5311a