ウクライナが、ロシアによる侵攻に対抗して参戦した外国人に対し、市民権を発給することを明らかにした。このため、国際義勇軍に参加するために出国した海軍特殊戦団(UDT)出身のイ・グン元大尉もウクライナの市民権を得ることになるのかについて注目が集まっている。

8日(現地時間)、英ガーディアンなど外信によると、ウクライナ内務省のイェニン外務副大臣は、ロシアによる侵略を阻止するために入国した外国人に市民権を与えることを明らかにした。

イエニン外務副大臣は「ロシア侵攻に対抗するためウクライナに入国する外国人ボランティアたちはウクライナ市民権を得ることになる」と述べた。

先立って、ウクライナのゼレンスキー大統領はこうした外国人ボランティアを「国際軍団」(international legion)と称している。

現在までにロシアによる侵攻に対抗してウクライナを支援するために参戦した外国人は52ヵ国出身の約2万人に達し、一部は戦場での任務遂行を開始したと伝えられた。

イ元大尉もポーランドを経由してウクライナに到着し、現地に滞在している。イ元大尉は自身のインスタグラムで韓国からの出国を知らせた後、「ウクライナに無事到着した」と伝えていた。

これについて韓国外交部(外務省に相当)は8日、イ元大尉がウクライナに到着したことを正式に確認した。

外交部は「旅行禁止国」に指定されたウクライナに無断で入国したイ元大尉を刑事告発し、イ元大尉のパスポートに対する行政制裁にも着手することを決めた。

現在、旅行禁止地域に指定されているウクライナに韓国国民が無断入国した場合、旅券法違反による刑事処罰および行政制裁の対象になる。

また、1年以下の懲役または1000万ウォン(約94万円)以下の罰金、パスポートの返却命令、パスポート未返納時のパスポート無効化、新しいパスポートの発給拒否および制限などの行政制裁を加えることができる。

「例外的パスポート使用許可」を得れば入国できるが、イ元大尉は出国前に外交部にウクライナでの例外的パスポート使用許可について問い合わせていない。

チェ・ヨンサム外交部スポークスマンは8日、定例記者会見で「ウクライナは現在、極めて厳重な戦時状況」と述べ、「いわゆる義勇軍参加問題について、政府の事前許可なく無断でウクライナに入国することが発生しないよう、再度お願い申し上げる」と強調した。



イ・グン元大尉、ウクライナ市民権を獲得か…当局「希望すれば市民権を発給」=韓国報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ab2a7c232f7c0a1fff03c81cb70384c1dc5640b
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