「理想は金大中時代」 韓国大統領に尹氏、日韓に追い風
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK075MU0X00C22A3000000/

5年ぶりに保守勢力が政権を奪還した韓国大統領選で「日本」は争点にならなかった。なぜか。日本の存在感が低下している構造問題もさることながら、尹錫悦(ユン・ソクヨル)、李在明(イ・ジェミョン)両氏ら主要候補が、金大中大統領(在任1998年〜2003年)時代の日韓関係を理想とする主張で、はからずも足並みをそろえた事実が大きい。

「『金大中―小渕(恵三)宣言』には韓日関係を発展的な方向へと導くほとんど全て...

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尹錫悦氏、対日改善を模索へ 弱い政権基盤が難点―韓国大統領選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031000155&;g=int

 【ソウル時事】韓国保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長は、「反省とおわび」「未来志向」を明記した1998年の金大中大統領(当時)と小渕恵三首相(同)による共同宣言の再確認を提唱する。文在寅政権下の日韓関係を「最悪」と非難し、改善を模索するが、政権基盤は弱い。国民の反発を辞さずに関係打開に踏み切れるかが課題だ。

 尹氏は日韓首脳のシャトル外交復活を公言し、「反日感情を政治利用しない」と強調。対北朝鮮の日米韓安保協力や対中国を念頭にした経済安保分野などでの日韓協力にも積極姿勢を見せる。「今よりも反日感情が強かった時代に共同宣言を出した金大中氏の『勇気』を尊敬している」(関係者)という。経済学者の父、尹起重氏は一橋大で学び、同大の客員教授を務めたこともある。