藤沢里菜女流名人(23)への挑戦をかけた第33期女流名人戦リーグが10日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、仲邑菫(すみれ)二段(13)が上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)に235手で黒番中押し勝ちした。仲邑がタイトル保持者に勝つのは初めて。上野は前期の挑戦者で、女流棋聖などタイトル獲得通算7期の女性トップ棋士の一人。2021年は男女混合の若手棋戦で優勝し、年間最多勝に輝いた。

仲邑は3勝1敗となり、謝依旻(シェイ・イミン)七段(32)と首位に並んだ。仲邑は終局後、「(上野に4度目の対戦で)初めて公式戦で勝てたのでうれしい。(残り2局を)今までと変わらず自分の力を出せるように、精いっぱいやりたい」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/510629a0bcc4844b3f6b77685f08720aec03b585