「バックフィット」対象の高浜原発を停止するよう求めた裁判 住民の訴え棄却 名古屋地裁
https://news.yahoo.co.jp/articles/212baed44856cf2f30611c70bd90efbacf7f816d

福井県にある関西電力の高浜原子力発電所について、火山の噴火への対策が不十分だとして、
福井県高浜町や名古屋市などの住民9人が国に運転停止を命じることを求めていた裁判で、
名古屋地裁は10日、原告の訴えを退けました。

裁判で原告は、鳥取県の大山の噴火規模の想定が見直されたにもかかわらず、
高浜原発3号機と4号機が安全確認をしないまま運転を続けているとして、
国の原子力規制委員会に運転の停止命令を求めていました。

名古屋地裁・日置朋弘裁判長は「火山活動で事故が起こった場合、重大な損害が生じるおそれがある」と指摘した一方で、
「噴火が差し迫った状況にないとする原子力規制委員会の判断に裁量権の範囲の逸脱はない」などとして
原告の訴えを退けました。