https://news.yahoo.com/exclusive-says-advised-ukraine-destroy-012804158.html
世界保健機関（WHO）は、ウクライナの公衆衛生研究所に保管されている脅威の高い病原体を破壊し、住民に病気を広げる「あらゆる潜在的流出」を防ぐよう助言したと、同機関が1日にロイター通信に明らかにした。
生物安全保障の専門家によれば、ロシアによるウクライナへの軍隊の移動と都市への砲撃は、これらの施設のいずれかが破損した場合、病気を引き起こす病原体の流出のリスクを高めているとのことである。
他の多くの国々と同様、ウクライナにも公衆衛生研究所があり、COVID-19をはじめとする動物や人間に影響を及ぼす危険な病気の脅威を軽減する方法を研究しています。その研究所は、米国、欧州連合、WHOから支援を受けています。
ロシアの侵攻前と侵攻中のウクライナとの活動についてロイターの質問に、WHOは電子メールで、数年前からウクライナの公衆衛生研究所と協力し、「偶発的または故意の病原体の放出」を防ぐのに役立つ安全対策を推進してきたと述べた。
国連機関であるWHOは、「この作業の一環として、WHOはウクライナの保健省およびその他の責任ある機関に対し、流出の可能性を防ぐために脅威の高い病原体を破壊するよう強く勧告しました」と述べています。
WHOは、いつ勧告を行ったのか、また、ウクライナの研究所に保管されている病原体や毒素の種類についての具体的な説明はしていない。また、その勧告が守られているかどうかの質問にも答えなかった。
キエフのウクライナ政府関係者、およびワシントンの大使館関係者は、コメントを求めても応じなかった。
ロシアが2週間前にウクライナに軍隊を移動させ始めてから、ウクライナの実験室能力は増大する情報戦の中心となっている。
水曜日、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、米国がウクライナで生物兵器研究所を運営しているという長年の主張を繰り返したが、この非難は米国とキエフによって繰り返し否定されてきたものだ。
ザハロワは、ウクライナでロシア軍が発掘した文書が、実験室のサンプルを破壊することによって「軍事生物プログラムの証拠を消そうとする緊急の試み」を示していると述べた。
ロイターは、彼女の情報を独自に確認することができなかった。
これに対し、ウクライナ大統領府報道官は次のように述べた。"ウクライナはそのような疑惑を厳重に否定する "と述べた。米国政府の報道官も、ロシアが自らの化学・生物兵器を配備する口実としてその主張を利用する可能性があるとし、ザハロワの非難を強く否定した。
WHOの声明は、生物兵器には一切言及していない。WHOは、「病原体に遭遇した場合、安全かつ確実に処分し、必要に応じて技術的支援を求める」ことに協力するよう、すべての当事者に呼びかけている。技術的な指導と調整で可能な限り支援することを申し出た。
外交官によれば、国連安全保障理事会はロシアの要請により金曜日に召集され、ウクライナにおける米国の生物学的活動について、証拠なしに示されたモスクワの主張について議論する予定であるという。
