車内に両端がとがったペン、署に連行され深夜の取り調べ…違法捜査として支払い命令
3/11(金) 17:32配信
警視庁中野署の警察官から違法な捜査を受けて精神的苦痛を受けたなどとして、都内の50歳代の男性が都に330万円の損害賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は10日、都に22万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
加本牧子裁判長は、「取り調べやその後の捜査が深夜にわたって行われ、任意捜査として許容される限度を超えて違法」と述べた。
判決によると、男性は2019年2月4日夜、中野区内の路上で車を停車中、パトロール中の警視庁の警察官から職務質問を受けた。
車内で両端がとがったペンなどが発見されたため、同署に任意同行され、軽犯罪法違反容疑で取り調べを受けるなどした。男性は後日、
書類送検されたが、不起訴(嫌疑不十分)とされた。
判決は、取り調べの実施自体に問題はないとしたが、同4日午後10時半頃から約5時間をかけて実施し、同5日午前5時頃からは、
男性の自宅に移動して郵便物の撮影などの捜査を続けたことについて、違法性を認めた。
警視庁は「主張が認められなかったことは残念。判決内容を検討した上で対応を決める」とコメントした。
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