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アフガニスタンのカルザイ元大統領

アフガン元大統領、「ウクライナはわが国の事例から学ぶべき」
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アフガニスタンのカルザイ元大統領が、「ウクライナはわが国の事例から学ぶべきであり、諸大国がかの地で代理戦争を始めることを許してはならない」と語っています。

タスニーム通信によりますと、カルザイ元大統は10日木曜、「アフガニスタンやウクライナのような国は、超大国が行うゲームに関与してはいけない。それは、その結果が完全に人々への損害となり、国土破壊につながるからだ」と述べました。

続けて、ロシアと戦うために外国の兵士をウクライナ国内に入れる結果について警告し、「このような措置は、完全にウクライナへの損害に行き着く。なぜなら、アフガニスタン国民はそのような経験しており、その結果は国内のインフラ崩壊であった」と指摘しました。

アメリカとその同盟国は2001年、テロとの戦いおよびアフガンでの安全確立を口実に同国へ侵攻しましたが、この占領はアフガンでの戦争、衝突、経済インフラ崩壊につながったほか、情勢不安、テロ、麻薬生産も増加させました。

米テロ軍は最終的に2021年8月末、20年にわたる占領の末に屈辱にまみれてアフガンから撤退しました。

ウクライナ政府は先月24日のロシアの軍事攻撃の開始直後、国際的な要請を発表し、国家防衛の意向のある外国人に対して戦闘部隊に加わるよう求めましたが、政府関係者は先日、これまでに2万2000人以上が世界各地からウクライナ防衛に加わったことを明らかにしました。

国連によりますと、ウクライナ戦争の開始から少なくとも474人の民間人が死亡したほか、861人が負傷しています。

ロシア連邦保安庁は今月4日、声明を発表して、米英の情報機関がこの数週間にわたり、テロ組織ISISを含む戦闘員の秘密裏の動員や武器の確保する戦略的地点としてポーランドを利用していることに警告を発しています。

一方、アメリカ大統領府のサキ報道官は、「ロシアは虚偽の作戦実施により、ウクライナ戦争で化学兵器を使用する可能性がある」と発言しています。