「有事の円買い」なぜ起きない?日本経済の残念な事情
ロシアがウクライナに侵攻した2月24日、金融を担当する私(記者)は慌てて円相場をチェックした。
円は「比較的安全な資産」とされ、リーマン・ショックや東日本大震災など、有事のたびに買われて円高・ドル安が進むのが常だからだ。
ところが今回、円相場は1ドル=115円程度でほぼ動かず、今のところ「有事の円買い」は起きていない。
外国為替市場で何が起きているのか、みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストに聞くと、日本経済の「残念な事情」が見えてきた。
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https://mainichi.jp/articles/20220308/k00/00m/020/167000c