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激辛から超大盛まで…なぜ「ペヤング」の新商品はチャレンジングなのか? 変わり種が愛されるワケ

1975年発売以来、カップ焼きそばのロングセラー商品となった「ペヤングソースやきそば」。長年愛される一方で、奇抜ともいえる様々な味の商品が多く発売され、その度に日本中で話題になっています。なぜこのようなチャレンジングな商品を開発するのでしょうか?

その謎を探るべく、All About編集部はメーカーのまるか食品を取材。その内容をもとに、マーケティングガイドの筆者がペヤングソースやきそばの「戦略」について解説します。

◆新商品を攻めることすべてがプラスの方向に
――発売されるたび、新商品のインパクトに驚く人は多いと思います。ここまでチャレンジングに商品開発する理由はなんでしょうか。

「ペヤングソースやきそば」は、おかげ様で発売から47年愛され続けている商品です。昔から変わらない味、デザインで親しみがあるため、新商品はいろんなことにチャレンジして「ペヤング」という名前を多く知ってもらえれば良いという想いです。

新商品が注目されれば、面白い商品があると消費者が感じてくれ、売り上げや知名度にもプラスになり、新商品がダメでも「やっぱり通常のペヤングが良い」とペヤングソースやきそばに戻ってきてくれるので、新商品を攻めることすべてがプラスの方向になっています。

――ペヤングソースやきそばシリーズの中で(ペヤングソースやきそばを除き)最も購入数量が多かった商品はなんでしょうか。

ペヤング激辛やきそばです。
2012年発売当初「辛すぎる」とTVやネットで取り上げていただき、今や「激辛」といったらペヤングという代名詞にもなっています。その他通常の約4倍のGIGAMAX、7.3倍のペタマックスなど大盛も人気です。

――斬新なアイデアを出す上で何か特別なことはされていますでしょうか。社内のルールや心がけなどあれば教えてください。

なんでもチャレンジしてみようというコンセプトで新商品作りをしています。企画の段階で「これはダメだな」という意見ではなく「とりあえず試してみよう」というモチベーションで新商品作りに取り組んでいます。