>彼はマンドラクスを常用する薬物依存症であっただけでなく、20代の頃に躁鬱病を患っており
2度も自殺未遂を起こすなど精神的に不安定な側面があった。
また、死の数年前から衝撃的な写真を撮ることと、そうした写真ばかりが喜ばれることに疑問を抱いていた

カーターは写真を撮った後、ハゲワシを追い払い、少女は立ち上がり、
国連の食糧配給センターの方へよろよろと歩きだした。
それを見た後は、すさんだ気持ちになり、木陰まで行って泣き始め、
タバコをふかし、しばらく泣き続けた姿が目撃されている

同じ場面を撮影していた別のカメラマン2人に藤原章生が取材した話では、
ハゲワシは食糧配給センターのすぐそばにある汚物置き場に集まっており、
とくに子供を狙っていたわけでなかったと証言している