処理水と情報公開 廃棄物処理のリサイクルでは新たな事実も…(福島県)

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一方、放射性廃棄物の行方についても、新たな問題が浮上しました。環境省は、旧警戒区域などの住宅解体で発生した廃棄物のリサイクルについて、1キロあたり8000ベクレル以下を事実上の基準としていることが、明らかになりました。

環境省によりますと、コンクリートや金属など、リサイクルされた資材は、すでに市場に出回っていて、中通りや浜通りなどの公共工事に使われています。原発構内では100ベクレル以下を再利用の基準としている一方で、出てきた今回の「基準」。

専門家は「リサイクル」が進む背景を次のように解説します。

信州大・茅野恒秀准教授「国が責任をもって処理・処分をすると特措法の条文に書いてあるわけですけど、この国が責任を持って処理・処分する量をとにかく減らしたい」

震災から11年経ってなおつづく事故後の処理。地域に与えるインパクトは、いまも大きいだけに、一層の透明性が求められています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/57235be788263e4444181f7e5e09f3ea7379a359