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灘校時代の伝説

世の中、上には上がいる〜私が見た「大秀才」たち
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/20944?page=3

名門校と言えば、忘れてはならないのが関西の雄、灘中学・高校だ。

灘高で40年近く国語を教えている成田雅英教頭は、高校3年間の読書量を積算して競う「読書マラソン」で、とてつもない記録を打ち立てた生徒に舌をまいた。
「マラソン」にちなんで3年間の目標が4万2195ページ、実際はほとんどの生徒が何千ページかで終わるところ、30万ページも読破した生徒がいたのだ。

「彼、岡田康志くんはとにかく優秀だった。彼は理系で、高校2年のとき東大模試の理V志望のなかで全国1位をとってしまった。
このあと1年どうするんだ、と話したのを覚えていますよ」(成田教頭)

その灘高きっての秀才児と同級だった、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏('68年生まれ)はこう思い出を語ってくれた。

「岡田くんは受験勉強なんかしていませんでしたね。決してガリ勉ではなく、いつも余裕があった。でも、僕ら同級生の中でとび抜けて勉強ができた。
大学の教科書のようなものを読み、ファインマン物理や、受験と関係のない数学の勉強なんかをしていました」

「だから、共通一次試験模試のような簡単なテストではよく点を落としてましたね。
でも東大模試のような難問の試験では、2位に100点くらいの差をつけてダン然トップに立つ。彼はまちがいなく灘高伝説のひとりです」