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今月5日、ニューヨークを拠点に活動する演出家キャット・イェンは、地下鉄タイムズスクエア42丁目駅でアジア人を露骨に差別する男と対峙し、その様子を撮影した。

身元不明の男は、至近距離のイェンに「全アジア人は死ぬべきだ」などと過激な持論を浴びせ、「それを言う権利がある」と主張する。

「なぜ中国人は我々の国にやってくる?」「どうして中国系アメリカ人は『自分の国』で生きられない?」とわめく男に対し、イェンはセントビンセント・ ミッドタウン病院で生まれたことを告げて応戦。この病院は、トラブルの現場となった駅からほんの数ブロックのところに位置する。

「私はレイシスト(人種差別主義者)で、自分の言っていることを誇りに思う。ただし、私はアジア人に対してのみレイシストなのであって、それは彼らが最悪だからだ」

好戦的な男からイェンを守るために他の乗客らが間に入り、別の乗客が男をホームへと引きずり出した。その後、駆け付けた警官によって男は逮捕された。