米欧州陸軍のベン・ホッジス元司令官は15日、ウクライナで戦うロシア軍は今後10日以内に戦闘を継続出来なくなると予測した。
ホッジス中将はすでに陸軍から退いているため「10日以内」という評価は米軍のものではない
2017年まで米欧州陸軍の司令官を務めたベン・ホッジス中将は15日、ウクライナで戦うロシア軍は今後10日以内に戦闘を継続出来なくなると予想した。
ホッジス中将は「ウクライナで戦うロシア軍には時間が残されておらず、人員も不足し、弾薬まで尽きかけていると私は信じている。西側がウクライナ軍への弾薬供給を増やし、今以上にロシア軍への攻撃を行い続ければ10日以内にロシア軍は積極的な攻撃に出れなくなる=限界点に達するだろう。だからウクライナ軍はロシア軍の万策が尽きるまで持ちこたえる必要がある」と主張。
軍事作戦はCulminating point(補給や兵士の休息などを加味した前進を続けるための限界点)までに与えられた戦略的目的や目標を達成する必要があり、これを越えると投資したリソースで得られるものより失うものの方が増えるため、今後10日以内にロシア軍がCulminating pointに達すればウクライナでの敗北が決定的になるという意味だ。
ホッジス中将はすでに陸軍から退いているため「10日以内」という評価は米軍のものではないが、ロシア軍がウクライナで被った損害や人的被害、補給が上手く行っていない現実、新しい兵士の確保に苦労していることを考えると幾らかの信ぴょう性を感じてしまう。
勿論、ロシア軍も限界点に到達する前に一発逆転(キエフ占拠)を狙うと思われるので油断はできないが、、、
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