2021年の自殺者数(確定値)は、前年より74人少ない2万1007人で2年ぶりに減少した。男性が1万3939人(前年比116人減)となり、12年連続で減った一方、女性は7068人(同42人増)で2年連続の増加だった。厚生労働省が15日公表した。

 人口10万人あたりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は全体で16.8となり、前年より0.1ポイント上昇した。性別でみると、男性は前年比横ばいの22・9、女性は同0.2ポイント高い11.0となった。都道府県別で最も高かったのは、ともに23.7だった青森と山梨。新潟が21.3で続いた。

 原因や動機をみると、最も多かったのは「健康問題」の9860人だったが、前年よりも335人減った。一方、2番目に多かったのは「経済・生活問題」の3376人で、前年より160人増えた。(久永隆一)

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