鈴木広一 大阪医科大学 医学部 医学科 法医学教室 教授
https://researchmap.jp/read0033091
「たとえばエコノミークラス症候群のように、狭い座席や災害時の避難所で長時間、脚を動かさずにいると、血流が悪化して血栓ができやすくなります。
ベッドで入院生活を送っている患者も同様です。しかし、今回の方は亡くなる直前まで普段通りの生活をされている。BMIは26.2で“軽度肥満”に該当
しますが、極度の肥満や高脂血症と違って血栓形成のリスクが高いとはいえません。日常的に多量の飲酒もせず、散歩を日課にしていた。そんな健康な方が、
ワクチン接種から5日後というタイミングで、形成されてまもない血栓を詰まらせて亡くなった。ワクチン接種によって血栓が生じた蓋然性が高いと考えるのが自然です」
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03160556/?all=1&page=3
米村滋人 東京大学大学院法学政治学研究科准教授
https://www.j.u-tokyo.ac.jp/faculty/yonemura_shigeto/
「現在の救済制度は、あくまでも“国が給付金を支払うかどうか”に主眼を置いた設計なので、認定のハードルは高いと思います。また、“ワクチンが原因で死亡した”
ケースについてのまとまったデータが存在しないため、因果関係を証明するのはかなり困難でしょう。日本は諸外国よりも時間をかけ、副反応のリスクが低いことを
確認してからワクチンを承認しました。裏を返せば、少数とはいえ副反応が生じた場合に、救済認定を受けるのが難しくなってしまうわけです」
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03160556/?all=1&page=4