トヨタ、4〜6月の世界生産計画を下方修正…4月は15万台減の75万台に

 トヨタ自動車は17日、半導体不足の影響で、4〜6月の世界生産の計画を下方修正すると発表した。4月は従来計画より15万台少ない約75万台を見込む。5月も従来比で10%、6月は5%、それぞれ減らす方針。

 4〜6月の生産台数は月平均約80万台となる見通し。

 4月の生産の内訳は国内25万台、海外50万台。国内では堤工場(愛知県豊田市)や田原工場(同県田原市)など5工場7ラインで最大9日間稼働を停止する。

 豊田章男社長は、9日に行われた春闘の交渉で、4〜6月を「意志ある踊り場」と位置づけ、生産計画を「現実に即したものに見直す」と言及していた。

 仕入れ先への生産計画の伝達方法も見直した。これまで毎月下旬に次の3か月分の計画を伝えていたが、月の初めに計画の大枠を伝えるようにしたという。度重なるトヨタの計画変更は、部品メーカーの負担となっていた。
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