海藻を抜いたらサンゴ礁が回復した、豪で研究成果
「庭の草むしりと同じで、海藻をつかんで抜くだけです」と研究者
危機にある世界最大のサンゴ礁グレート・バリア・リーフのなかに、ベビーブームに沸く一帯がある。オーストラリアのクイーンズランド州、マグネティック島周辺の海だ。
「毎年、サンゴの赤ちゃん(幼生)が増えています」と、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーで、オーストラリアにあるジェームズクック大学の生態学者、ヒラリー・スミス氏は話す。
これは「海藻むしり」の成果だ。庭の雑草を抜くのと同じように、この海域に生えるサルガッサム(ホンダワラ属の海藻)を引き抜き、サンゴ礁を清掃する。このシンプルな戦略が効果を上げている。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/031300116/
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