インド「ロシアは我々が独立してから70年間ずっと友人だったが、米国や欧州は時に中国やパキスタンを贔屓してきた。真の友人ではない」 [475014536]
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その原因になったものは、そもそもインドを植民地支配していたのが英国、つまり西側諸国の有力国の一つだからだ。インドは英国に騙されてきたと思っており、常に西側諸国を疑う。
こうした考えは、西側諸国が主導する国際的なルールに対する不信感に直結する。例えば、ロシアのウクライナ侵略が問題なのは、「力による一方的な現状変更」だから、と西側諸国は(日本も)主張する。
ロシアの行為を認めれば、ロシアだけでなく、中国も、同じような論理を使って台湾を攻撃するかもしれない。世界はルールが守られない雰囲気になっていって、多くの戦争が起きるようになる。だから、そのような雰囲気にしないために、ロシアのウクライナ侵略を許すべきではない。こうした論理が西側諸国では、述べられている。しかし、インドはその考え方に同調しない。
インドから見ると、米国のイラク戦争(2003年)も、「力による一方的な現状変更」ではないのか、という。そもそも、英国もフランスも、さまざまな武力行使を行ってきたが、それらは「力による一方的な現状変更」に該当するのではないか、と考えている。
実際には、米国をはじめ西側諸国の場合は、武力行使をする前に国連安全保障理事会で、なぜ軍事行動が必要なのか、説明を行い、決議を得てから、軍事行動に移っている。だから、「一方的」に決めているのではなく、一応、国際機関での説明プロセスを事前に経ている。しかし、インドから見ると、国連安保理は、西側諸国が主に主導しており、西側諸国に有利な決議が出る機関である。
そのようなところで決議を得たからと言って、「力による現状変更」を認めるべきだろうか、といった議論展開をする。米国のイラク戦争は認められて、ロシアのウクライナ侵略は認められないというのは、西側諸国が単にロシアを嫌いなだけであって、インドはそれに付き合う必要はない、と考えるのである。
さらに、米国の対印政策もまた、インドの西側諸国に対する不信感を高めてきた。日本から見れば、過去70年、米国は一貫して日本の同盟国であった。しかし、インドから見れば、米国の政策は一貫していなかった。
インドが独立した1947年の時点では、米国の対印政策は友好的なものであった。62年にインドが中国と戦争になり負けた時、米国はインドを支援した。しかし、歯車が狂い始めたのはその3年後だ。
65年に第二次印パ戦争が起きた時、米国は印パ両方に対し、武器禁輸を行った。そして、71年の第三次印パ戦争前後に、米国は中国とパキスタンと関係を深めていった。逆にインドはソ連と同盟関係になっていったのである。
インドから見ると米国は、インドに友好的な時期もあるが、時には中国やパキスタンと仲良くしたりする一貫性のない国である。一方、ソ連は、一貫してインドの味方だったのである。だから、インドから見ると、西側諸国よりは、ロシアの方が、一貫した外交を採用しているように思っている。
さらに、インドは、ロシアを生き残らせたい理由を持っている。それは、インドが駆け引きを重んじる社会に生きているからである。
インドでは、三輪タクシー(オートリキシャ―)に乗る際には、値段交渉して乗る。値段交渉だから、交渉次第で値段は変わる。そこで、乗りたい人は、複数の運転手と交渉して、いい条件のタクシーに乗るのが一つの方法である。
これを外交交渉に当てはめると、こうなる。もし、インドが米国からいい条件をとりたかったら、米国とロシアを競わせ、どちらかいい条件の方から買うのがいい。つまり、インドには、米国とロシア両方必要なのである。
今回のロシアのウクライナ侵略の結果、ロシアが経済制裁を受けてつぶれてしまったらどうなるか。インドは米国としか交渉できなくなる。自然と交渉は米国主導になる。そうならないためには、インドにはロシアが必要だ、という考え方になる。ロシアがピンチになれば、インドは助けようとするのである。 そりゃ良いんだけど
最終段落は自分が「真の友人ではない」と言った
両天秤外交をしたいって言っちゃってないかw
一貫性に欠く主張に見えるが大丈夫? >>7
そして上海協力機構の一員でもある
二元的に考えの奴には理解できないのは間違いない ちなニューデリーのシンクタンクの人も述べてたが
インドは中国が台湾への武力併合や南シナ海での武力行使にも一切制裁に加わらない見通しとのこと
どうでもいいからな、自国に関係ないとこだと >>9
更にSAARC加盟国でもあるしな・・ややこしいw なるほど、つまり今後インドが困ったときには同じセリフを返してやればいいってことか >>15
インドがそういう苦境に立たされている頃にはわーくには衰退し切ってるよ インドは医薬品を生産できる
ジェネリックをロシアに大量供給したら、もうその時点で経済制裁のかなりの問題は解消されてしまう
食い物と医薬品が整ったら、あとの工業の部分は工場群をもってるロシア人はどうとでもできるだろう
全世界の30パーセント以上の水はロシアの領土内になるから、ロシア人はどこにでも工場を建設できる
さっさと戦争を終わらせるように仕向けて、制裁はその後ロシア人との折衝で決めることになるんだろうけど
全面的に封鎖しようとしても中国とインド、とくにインドがロシア側についてるからな >>9
まぁ外から見ていたら理解に苦しむ感はある
あんなに仲悪そうなのに両国の貿易額とかは凄いし >>20
日本だって貿易額は2020年で過去最高とかやし中国抜きの成長なんてあり得ないからねぇ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています