「マーガリンは毒なので食べません」給食での生徒の一言 先生の投稿をきっかけにSNSで食の安全性が議論に

「『今日の給食に出てくるマーガリンは毒なので食べません』と申し出た子どもがいた。嫌いな食べ物を無理矢理に食べさせる指導は元々していないので、
その子は食べなかったのだが、周りの子はその言葉に動揺していた。僕は学校給食の高い安全性を信用している。そして食に関する指導の主戦場は家庭だ」
とツイートしたのは、めがね旦那@小学校の先生さん(@megane654321)。
リプ欄には、「『教育は折に触れて』だと思っているので、子どもからそんな話がでるなんてすごくいい機会だから、私なら、それどういうこと?ってみんなで話してみたい」
など様々なリプライが寄せられました。

「私もマーガリンは食べません。今のマーガリンは何故大丈夫なのですか?それが納得出来ない限り、やはりバターかオリーブオイルかな」
「マーガリンは毒って私も聞いた、癌になるとか。まぁ私自身はマーガリン好きだけど何となく子供にはバターにしてる」
と、SNSにはマーガリン食べない派の意見や、

「これ難しい問題よな。正直固まらないはずの植物油固めるとヤベー物質(発癌)になるってザックリした認識だったけど、
最近全然そこら辺の情報が薄くなったせいで『マジで何入ってるかわからん』ってのがガチで問題だと思う」
「本人が嫌いなら仕方ないですが強要は良くないですよね。私の祖母はマーガリンはもちろん脂身、インスタント麺、コーラ、ジャンキーな味付けの惣菜パン、
スナック菓子等々不健康の代名詞のような物が大好きでしたが長生きしました」
「学校給食には感謝してます!ただ、牛乳を飲まなくて済まないように、どう学校に言えばいいか悩んでます。牛乳アレルギーだと学校へ言ってしまうと、
牛乳を使ったおかずなども排除されてしまう可能性があり、それを考えると違う言い訳を考えてます。カゼインのある牛乳を毎日一本飲むはどうかと思ってます」
と、マーガリン以外にも学校給食全般について考える意見もありました。

投稿者の先生に聞いた

ーー食品の安全性については、どこまで許容するのかという問題もあり、各家庭によって考え方が違うと思います。
ただ、子供に少しでも安全なものを食べさせたいという保護者の気持ちも分かります。学校給食の予算面で考えるといかがでしょうか。

「学校給食はかなりの低予算で実現しています。一食当たりが約250円です。だから、すべてをオーガニックかそれに準ずる食品にするというのは不可能でしょう」

ーーマーガリンに限らず、学校給食の安全性は何を持って担保されているとお考えですか。

「僕は専門家では無いので、マーガリンの安全性については判断ができない部分があります。しかし、給食のメニューは栄養士や調理員など複数の専門家に
よって決められているものです。それらの専門家の判断を、僕は信じると言ったのです。この世界のすべての事象に通じる専門家なんていません。
だからこそ、それぞれの専門家の判断を信用しないといけないのです。僕は学校に勤める人間です。だから、学校の給食を司る専門家たちの判断を信用しています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f694fdbf2143684adebc45f6e7d5d602b5da2099