08:45(マリウポリ21日01:45)
「武装解除すれば避難させる」ロシアの提案に
 ロシア軍が20日、攻撃を激化させているウクライナ南東部の港湾都市マウリポリ市のウクライナ軍や住民に対し、武器を捨てて投降すれば「人道回廊」で避難させると提案した。AP通信が21日に報じた。同通信によると、ウクライナのベレシュチュク副首相は「降伏や武装解除についての協議はあり得ない。ロシア側にはすでに伝えた」と地元メディアに語り、提案に応じない姿勢を示した。

 マリウポリ市当局は20日、住民約400人が避難している芸術学校がロシア軍に爆撃されたと発表していたが、AP通信によると、ロシアはこの発表の数時間後に武装解除を条件に、住民を避難させる提案をした。ロシアは二つの「人道回廊」でマリウポリからの避難をさせる考えを示し、現地時間の21日早朝を回答期限としているという。

https://www.asahi.com/articles/ASQ3N7WWTQ3NUHBI035.html