悪質自転車、対策強化へ 全国で集中取り締まり

自転車の交通ルール違反に歯止めをかけるため、全国の警察が、悪質・危険な走行が
問題になっているような「自転車指導啓発重点地区・路線」を選定し、各都道府県警の
ホームページ(HP)で地域住民に周知した上で、集中的に取り締まりに乗り出すことが20日、
分かった。

自転車について重点地区を全国で公表し取り締まるのは初めて。各警察本部は毎月、
一斉の集中取り締まり日を1日以上設け、悪質違反には積極的に交通切符(赤切符)を
活用する。警察庁が同日までに指示した。

健康志向やブームで自転車利用者が増えるのに伴い、交通マナーの悪化を指摘する
声も強まり、対策が急務となっている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/3ad2ea330b28ea76f66d83fdb17ac03085fa7cc6

青切符と赤切符の違い

・青切符
青切符とは、「交通反則通告制度」により、比較的軽微な交通違反について、
刑事処分に代えて反則金の納付という形で処理するものです。
青切符を切られた場合、反則金の納付などが必要になります。

・赤切符
赤切符の場合、反則金ではなく罰金刑の対象となります。告知票の交付を受けた場合、
出頭場所が記載されていますので、告知票を持って出頭します。

通常、警察官が交通違反に対する取調べを行った後、同庁舎内の検察官による取調べと
略式命令の請求、裁判所の略式命令、罰金の納付の順で手続きが進められます。

なお、青切符、赤切符どちらの交通違反も違反の事実が不服の場合、検察庁の
取り調べで否認することは可能です。その場合、不起訴になればその時点で終わりますが、
起訴された場合、反則金や略式裁判などの簡易な手続きではなく、
正式裁判などで主張を争うことになります。

・赤切符切られる時の主な違反内容(車の場合)
酒気帯び運転、無免許運転、速度超過(30km/h以上、高速道路では40km/h以上)