ディズニーランドのアトラクション、「カリブの海賊」は、1967年に建てられたもので、生前のウォルト・ディズニーが監修した最後の乗り物だった。「カリブの海賊」は、1966年12月にウォルトが亡くなってから3か月後の1967年3月に開始された。
画像: 「カリブの海賊」に人骨が使われた理由

 乗り物を作るとき、設計チームはそれが可能な限りリアルに見えることを望んでいたという。しかし、その時代の偽のガイコツはあまりにも説得力に欠けるように見えた、と元ディズニー・プロデューサーのジェイソン・サレルは、伝記『Pirates of the Caribbean: From The Magic Kingdom to the Movies』で述べている。

 米Mental Flossによると、デザインチームはカリフォルニア大学メディカルセンターに連絡を取り、本物の骸骨を入手することにしたそう。その結果、チームは解剖学教室から本物の人骨を入手し、これがアトラクションに飾られた。

 やがて、偽物のガイコツを作る技術が進歩したことで本物のガイコツは偽物のガイコツに置き換えられたそう。ちなみにその本物のガイコツたちは、しっかりと供養されたとのこと。

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、亡者やスケルトンが登場する映画だが、そのアトラクションに本物のガイコツが使われていたとは驚き。(フロントロウ編集部)

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