EV=電気自動車の普及に弾みをつけようと、自動車メーカー各社は、
車を開発するだけでなく、使い勝手をよくするためのインフラづくりにも乗り出しています。
脱炭素の機運の高まりから、国内でもEVに関心が高まっていますが、
充電の設備が少なく時間もかかるなど利便性の向上が課題となっています。
こうした中、自動車メーカー各社が、EVの使い勝手をよくするためのインフラづくりにみずから乗り出しています。
EVの販売台数が世界トップのテスラは、250キロを走るのに必要な充電が15分でできる
「急速充電設備」の設置を急ピッチで進めています。
現在は国内で46か所ですが、この1年で20か所近く増え、世界全体では今後、1年ごとに倍に増やしていくことにしています。
テスラはオンライン販売が中心ですが、車を引き渡す納車手続きが数分で完了するという専用拠点も新たにつくりました。
このほか、フォルクスワーゲングループジャパンは、
国内の販売店のおよそ7割にあたる250店に急速の充電設備を置くことにしているほか、
トヨタ自動車もおよそ5000ある販売店すべてに充電器を整備する方針です。
国内では新車販売に占めるEVの割合はまだ1%未満ですが、自動車メーカーが車の開発だけでなく、
インフラづくりも手がけることで普及につながるかが焦点です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220322/k10013544461000.html