ウクライナの前線で戦死したロシア兵が次々と無言で帰国し、ロシア各地で葬儀が行われている。
ロシア軍はウクライナでどの程度の犠牲を出しているのか。政府の公式発表と異なる数字を報道すれば、
ロシアでは刑事罰を受ける。
ロシア国防省の発表によると、「特別軍事作戦」でロシア軍は3月2日までに498人を失った。
それ以降、公式情報の更新はない。
ロシア政府は、ウクライナで戦うロシア兵は英雄で、ロシア軍のしていることは自衛行為なのだと、
国民に信じさせようとしている。
国営テレビで人気の週刊ニュース番組では、もしロシアが「今の時点で介入していなければ、
3年以内にウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、核兵器を手にしていた。
そうすればウクライナは確実にクリミア、さらにはロシア南部へと、侵攻していたはずだ」と、司会者が主張していた。
ロシア軍のモーターライフル旅団副司令官だったミハイル・オルチコフさんは、
「祖国の防衛者」とたたえられ、故郷のロシア西部コストロマで埋葬された。
BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長が、葬儀を取材した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb15e4c83617a3e485e55441e99986b83ea80b93