経済産業省が21日夜に初の「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を発令したことを受け、
22日放送の情報番組「ひるおび!」(TBS系)が節電対策について特集した。
この中で、リモート出演した専門家が「テレビを消して」などと呼びかける一幕があり、
SNSにさまざまなコメントが寄せられた。
3連休明けの東京電力管内の電力需給が極めて厳しい状況を受け、この日の放送では、
国際環境経済研究所理事の竹内純子さんがリモート出演。
司会の恵俊彰から「節電のために私たちには何ができますか?」と聞かれ、家庭でできる節電対策を解説した。
その流れから「テレビ局も照明を落とすなど節約していただけるとありがたいです」とお願いすると、
レギュラーコメンテーターを務める弁護士の八代英輝氏は「ちょっと間引きましょうかね」とポツリ。
恵も「やれる範囲で我々もやっていかなきゃいけないですよね」とうなずいた。
さらに竹内さんが「テレビで言いづらいんですけど、テレビを消していただいて…」と呼びかけると、
恵はバツが悪そうに「ハッキリおっしゃいましたね、いまね」と返答。
竹内さんは申し訳なさそうに「テレビはけっこう(電気を)食うんです」と伝え、できればワンセグを利用するか、
録画して後から見るといった方法を提案した。そのうえで、情報入手の手段として見たい番組を視聴することは大事と付け加えると、
恵は「よかった〜」と述べた。
テレビの電波を通じた竹内さんの呼びかけに、SNSには「勇気に拍手」「テレビ(が電気を食うことにテレビ上で)しっかり触れるのは偉いな」
「よく言った!」などのコメントが殺到。
呼びかけに対して「良く言いました 消しました!」「専門家がテレビが電気食うって言ってたからテレビ消した」
「節電のため一旦テレビ消しまーす」などと即座に応じるユーザーも少なくなかった。
16日深夜に福島県沖で起きた最大震度6強の地震の影響で、東日本では一部の火力発電所の運転停止が続き、
供給力が落ちている中、22日は気温低下による暖房用の需要が急増することが見込まれている。
東京電力がネットで使用率の予想を公開している「でんき予報」の「本日の電力使用見通し」では、
22日午前10時台の時点で実績はすでに101%を記録。午後1時の実績は106%になっている。
https://news.livedoor.com/article/detail/21872689/