米ノースカロライナ州ローリーにあるバイオベンチャー、Collaborations Pharmaceuticals社が行ったシミュレーション結果が世界を戦慄させている。
本来なら人類の生活を豊かにするはずのAIが化学兵器の開発に悪用されると何が起こるのか?
スイス・シュピーツ研究所の提案に基づき行われた実験で、なんと最新の人工知能がたった6時間のうちに40,000もの新たな化学兵器を考案したというのだ。

 無数にある毒物の組み合わせを一気に試し、人間を確実に死に至らしめる化合物を次々生み出したという人工知能。
しかも、元となった毒物のデータは一般に公開されており、誰でも入手可能なものだという。
こうして誕生した40,000種類の中には、悪名高い「VXガス」によく似た物質もあったという。
科学者たちは学術誌『nature machine intelligence』(3月7日付)で結果を報告するとともに、このような現状に対処すべきだと訴えている。
人間による悪用は防ぐ手立てがありそうなものだが、もしもAIが意志をもって牙を剥いたら人類の負けは確定ではないかと思えるニュースだ。

https://tocana.jp/2022/03/post_232712_entry.html